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特集は「中国の現代軍艦」!! 『世界の艦船』2014年6月号4月25日(金)発売

 久々にミリタリー関連の話題を。
 船に関する月刊誌『世界の艦船』2014年6月号が本日、2014年4月25日(金)発売!!

 今回の特集は「中国の現代軍艦」です。

・『世界の艦船』2014年6月号
 http://www.ships-net.co.jp/detl/201406/indexj.html





パッケージ

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 『世界の艦船』2014年6月号

 【発行】海人社
 【ジャンル】月刊誌
 【発売日】2014年4月25日
 【本体価格】1,157円
 【判型】B5判
 【備考】





■近代化著しい現代の中国艦艇

 中国の艦艇は、かつては旧ソ連からの技術導入がベースとなっていて、主に駆逐艦やフリゲート、ミサイル艇など、比較的小ぶりな艦艇が主流でした。
 これは中国が沿岸海軍として整備されてていたためです(ただし、台湾侵攻を企図した揚陸艦や上陸舟艇、水陸両用部隊などは整備していました)。

 しかし近年、経済発展著しい中国は、その経済力を背景として人民解放軍の質的向上を急ピッチで進めています。
 「人海戦術」に代表される「質より数で勝負」という印象が強かった中国が「質を重視」に転換したきっかけは、「湾岸戦争」でのイラク軍の惨敗であったと言われています。
 当時のイラク軍は、相当数の旧ソ連兵器や中国兵器を装備し、旧ソ連軍のドクトリンで戦ったのですが、旧ソ連製の兵器ともども、先端テクノロジーを駆使した米軍主体の多国籍軍相手に惨敗を喫してしまいました。
 この事実に、人民解放軍は大きなショックを受けたと言われています。
 その後、人民解放軍は特に陸軍の兵員数を絞り込む一方、装備の近代化を急ピッチで進めていくことになります。

 その成果は、2000年代に入ってから次第に顕著になってきました。

▲ 「中華イージス」と称される「蘭州」級(052C型)ミサイル駆逐艦。(クリックすると動画を再生します)

 それは海軍艦艇でも同様で、兵器体系も従来の旧ソ連→ロシア系中心から、西側諸国の技術を採り入れた「中国系」の色彩を強めつつあります。
 (……まあ、本当に独自の体系として昇華しているのか、それともただ単に複数の体系が同居しているだけなのかは判別しがたいのですが……)

 最近の話題は、なんといっても「スクラップ」名目で購入した空母「遼寧」。

▲ 空母「遼寧」。練習空母&実験艦的な位置づけで、今後中国が国産空母を建造するうえで大いに参考になるのではないかと。(クリックすると動画を再生します)

 この艦の正体は、旧ソ連が重航空巡洋艦(空母のボスポラス海峡&ダーダネルス海峡通過を禁じた「モントルー条約」の縛りがあるため「空母」とは呼称しない)「アドミラル・クヅネツオォフ」級の2番艦として起工した「ヴァリャーグ」
 「ヴァリャーグ」は、黒海造船工場(所在地:ウクライナ)で起工されたものの、あと一歩で完成というタイミングでソ連が崩壊して建造中止に。
 その後、独立したウクライナが造船工場を接収したため、ロシアとウクライナとの間で本艦の所有権争いが発生したのですが、結局ロシアが所有権を放棄して、ウクライナが保有することに。
 しかし結局、工事が再開されることはなく、「マカオの民間会社」が「洋上カジノ」として使用するという名目でスクラップ扱いで売却されたのでした。

 同様にさまざまな名目で、旧ソ連→ロシアの「空母っぽい艦艇」(具体的には「キエフ」と「ミンスク」)が最終的には中国に渡っていたので、当時私は「これは臭い、臭すぎる……」と思っていたのですが……。

▲ なんと洋上テーマパーク「ミンスクワールド」に化けた「ミンスク」。この艦、『愛國戦隊大日本』に登場する「ミンスク仮面」の元ネタです。(クリックすると動画を再生します)

 案の定、中国は「ヴァリャーグ」を「空母」として「再生」することになった……というわけです。


 まあともあれ、この20年ほどで中国の海軍力は大きな変貌を遂げているので、もしかつて『大戦略』シリーズなどで中国兵器に対して「安かろう悪かろう」のイメージを抱いている人は、今回の『世界の艦船』をご覧になって、中国艦艇の「今」を垣間見てはいかがでしょうか。
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by nakadashi_tomo | 2014-04-25 14:57 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)
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