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「なかだし 共の会」近況

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中国のステルス戦闘機「J-31」

 2年に一度開催されている「中国国際航空宇宙ショー」で、中国が開発しているステルス戦闘機「J-31(殲撃31)」が外国メディアに公開されました。

・中国ステルス戦闘機「J31」飛行を初公開(読売新聞 2014年11月10日)
 http://www.yomiuri.co.jp/world/20141110-OYT1T50068.html

・中国新型ステルス機初公開 開発中のお披露目は異例 軍需産業成長アピール(産経新聞 2014年11月11日)
 http://www.sankei.com/world/news/141111/wor1411110049-n1.html

 既出の情報によると、米国「F-22」より一回り小さく、「F-35」よりは一回り大きく、「MiG-29」と同程度のサイズです(「MiG-29」と同じ系統のエンジンを2基搭載しているようなので、機体サイズも似てきます)。
 中国のステルス機といえば、ステルス機なのにステルス性を損ないかねないカナード翼を装備し、大柄な「J-20(殲撃20)」が話題になりましたが、実は本命はこの「J-31」なのかも?



 現在、自力でステルス機を開発しているのは、アメリカ、ロシア、中国の3ヶ国で、日本も実用機の開発を視野に入れた実験機の製造を行っています。
 中国の軍事技術の進展は著しく、しかも他国では考えられないような膨大な予算を惜しげもなく投じています。贅沢なことに、他国では予算的に難しくなっているさまざまな試行錯誤も多々行っていて、実に多彩な兵器開発が並行して進められているようで……。


▲ 「中国国際航空宇宙ショー」で大々的に飛行展示を行った「J-31(殲31/殲撃31)」。

 似たような兵器が複数同時並行的に開発されることもあるようで、無駄が多いんじゃないかとも思えますが、トライ&エラーの中から生まれてくるものもあるわけで、なんともまあ贅沢というかなんというか……。


▲ 「F-22」と「F-35」を足して2で割ったようだとも、「F-35」を双発化したようだとも言える形状の「J-31(殲31/殲撃31)」。

 見た目は第5世代ステルス戦闘機然としている「J-31」なんですが、果たしてどの程度の能力を有しているか……これは一切不明です。
 (エンジン排気が盛大に出ているので、視認性という点でのステルス性については今のところ欠けている状態です)
 以前、空母で運用する艦上戦闘機タイプも想定しているとの報道が出たこともありましたが、人民解放軍幹部はそれを否定しているようです。
by nakadashi_tomo | 2014-11-12 19:17 | ミリタリー
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